車体モーションは上図の青矢印4本のシリンダの設定を意味します。

モーション設定の赤枠部分で設定します。
動作モード
動作モードの設定を行います。
動作させない 
シリンダの動作を停止させます。
車体Gモーション 
フレームシリンダを前後左右のG情報で動作させるモードです。
車体ロール&ピッチモーション 
フレームシリンダを車体の傾きで動作させるモードです。
例えば上り坂を走ると前方が上がり、下り坂だと前方が下がります。
移動速度
フレームシリンダ4本の移動速度を設定します。単位はmm/secです。
加速度
フレームシリンダ4本の加速度を設定します。
現在の速度から1-2で設定した速度までの加速度です。
値が大きいと早く加速し、小さいとゆっくり加速していきます。
減速度
フレームシリンダ4本の減速度を設定します。
現在の速度から停止までの減速度です。
値が大きいと早く減速し、小さいとゆっくり減速していきます。
※ 速度、加速度、減速度を大きくしますとよりデータに忠実に動作するようになりますがその分振動も大きくなります。逆に遅くすると振動は減りますが実際のデータとは遅れが発生します。
前方向倍率
車両の減速時のG,又はピッチ角度のモーション動作量の設定です。
後方倍率
車両の加速時のG,又はピッチ角度のモーション動作量の設定です。
※前後とも大きく動作させるとシフトショックが大きくなります。後方倍率を小さめに設定することでシフトショックを抑えることが出来ます。
横方向倍率 フロント側、リア側
車両の横方向のG、又はロールのモーション動作量の設定です。
フロントとリアに分かれていますが通常は同じ値を設定します。
ドライバーによっては着座位置の関係で前後を変えた方が自然に感じる
方もいらっしゃいますので前後分割設定が出来るようになっています。
縦方向倍率 
車両の上下方向の動作量の設定です。
G又は速度を選択し動作データを選択出来ます。
戻し制御
モーションがセンター位置より離れる方向のみ動作させる制御です。
初期挙動の把握、挙動の収束時の違和感の軽減のための制御モードです。
  自由動作範囲
  ここで設定した値まではセンターへ戻る動作を行います。単位x0.01mm
  0に設定するとセンターから離れる方向しか動作しません。
  戻し量
  センターへ戻る動作の設定です。戻し制御を使用する場合センターへ戻る動作はこの設定で行います。
  戻し量の単位はx0.01mm 時間はサンプリングタイムとなります。
Understeer Effect(高速シリンダのみ対応
フロントタイヤとリアタイヤのグリップ状況を監視し設定した割合を下回るとフロントシリンダを振動させ
アンダーが出ていることを知らせる機能です。
  振動開始グリップ率(%)
  リアを基準としたフロントのグリップ率がこの値を下回ると振動を開始します。
  前方シリンダ振動周期
  シリンダ振動の周期の設定です。(msec)
  前方シリンダ最大振動幅

  フロントのグリップ率が振動開始グリップ率以下から1%まで徐々に振動が大きくなるようになっています。
  最大時の振幅量を設定します(x0.01mm)
  振動倍率

  計算された振動幅の倍率です。

フィルタ Gデータ前後、左右
フレームシリンダ用に使用する前後Gデータを、設定した周波数以上でカットし滑らかにすることが出来ます。チェックボックスにチェックし、周波数を設定してください。初期値は9Hzです。

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