今回は、ACSIM-COREの制作紹介です。

新型コントローラー高速アンプ8軸仕様の ACSIM-CORE のテスト前写真です。
この筐体は、シートがRECARO RMS、ステアリングがSIMUCUBE、モーションシリンダーの高速コントローラバージョンと標準とは違う仕様になっております。
ACSIM-COREは型式こそ変わっておりませんが細かく改善を続けており、
一番大きなアップデートでは2022年12月からステアリングのフレームを変更しております。
今まではステアリングの位置が高く、下げると水平にしかできない為、ステアリングのチルトが欲しいというのもありフレームから変更いたしました。
好みもあるので納品時にポジションも最終調整いたします。

今回はSIMUCUBEの取り付けになるので、底面をマウントするプレートを作成し、そこに既存のチルト用のマウント金具を取り付けいたしました。
ここは改善点もあり、直接前後用のレールにマウント出来る金具を設計予定です。

ステアリングも今時のディスプレイ付きでかっこいいですね!

ペダルは弊社オリジナルペダルになります。
ベースはwilwood社のペダルにマスター、キャリパーを2個取り付け実車フィーリングを出しております。
お好みでキャリパーにゴムや、金属を挟むことでさらに感触を変更できます。
ペダルも改善を続けており、3Dプリント部品も多数使用しております。
弊社オリジナルのペダル基板も改善を続けております。
そして今回取り付けている新型コントローラーの高速仕様は、
超高速サーボシリンダーだと価格がとても高くなってしまうので比較的安価にシリンダーの反応速度を速める為に開発しました。
サーボ程の臓器が震えるような力と速さはありませんが、旧コントローラーよりも反応速度が約10倍になり、シリンダー同士の動作速度の誤差が少なく同調して動くため、0.001秒を争うシミュレーターではよりリアルに感じることが出来ます。
初期の反応速度が高いからと言って、速く大きく動かすだけではリアルな動きを感じにくくなります。
弊社設計のモーションソフトとの細かい数値の組み合わせ次第で、リアルにもなるし、アトラクションのような大げさな動きにもなります。
これは見ただけではわからない部分でもありますので、ぜひともショールームでご体感いただければと思います。