制作紹介 その①「シミュレータへ実車ペダル取付」

今回は制作紹介になります。

弊社はシミュレータに取付けるハンドルコントローラ、ペダル類には基本的にFANATEC製品を取り付けれるように設計していますが、ここ数年はお客様の持ち込みなどで、SIMUCUBEや、SIMAGIC、MOZAなどの製品を既存の筐体に取り付けたいというご依頼が多くなってきました。

中でも、ペダルは「こだわりたい」というお話も多いです。

そこで今回は実車ペダルをACSIM-PROに取り付ける事となりましたので紹介します。


基本的にはアルミフレームに組み込んでありますが、
取り付ける金具などは弊社で設計し指定の角度、寸法になるように制作いたしました。

ACSIM-PROはペダル上部から、ステアリングのフロント側に広く空間を確保しており、ステアリングのアルミフレーム横幅ぴったりになるように計算してありますので、スムーズに取り付けることが出来ます。


スロットルは、フロア部分から指定の角度を変えれるようにとのことで、
角度を変えてもペダルがフロアから浮かないように3DCADで計算し設計いたしました。
センサーはそのまま使えるように配線してあります。


ブレーキは、ACSIM-PROに取り付けれる、PROペダルから実績のあるロードセルに、アルミの筒に入っておりますが、ブレーキのゴムブッシュも内蔵し実車と同じようなフィーリングで操作可能です。


クラッチは、本来は油圧仕様の予定でしたが、
輸出などのことも考えて、今回が初登場になりますが磁気センサーになっております。

開発途中の新ペダルに実装予定でしたが、計画を早めてこちらに取り付けることになりました。
もちろん無接点なので耐久力抜群です。
反力はバネになっております。

これらを弊社オリジナルペダル基盤に接続し、USBポート経由でPCに直接取り付けいたしました。
今回はこの状態での納品となりましたが、色々改善や、学ぶ点も見つかり次回に活かせれるようにします。

今回はここまでとなります。

関連記事

TOP
WEBSHOP